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(2021)令和辛丑 3年 5月の記録 (新しい日付けの順)

令和 3年 5月31日(月)

 今日もいい天気だつた、今日も気温が上がった、梅雨入りは少し早とちりだったのだろう。
台風3号が発生したさうだ、また日本に向かつてゐるが、4日には熱低になるらしい、と云ふことは大きくはならないと云ふことか。最近気象庁のウェブサイトの図表のデザインが変わつた。
    最低気温 11.9℃ (05:25)、最高気温 28.6℃ (13:56)

 定点撮影 その他写真

 軽四輪のバッテリーも交換した(写真を見て初めて生産国に気がついた、分かつてをれば買ふのでは無かつた)、軽トラックの時と違つて簡単に済むと思つてゐたら、大誤算、バッテリーを固定するロッドのネジが錆びて取れない、なんとか取り外したが、もう使えないので、長ネジを買つてきて作成。先端部を引つ掛けるやうにフック状に曲げる加工、バイスで固定して金槌で叩いて曲げやうとしたが、簡単に折れてしまつた。酸素アセチレンで加熱してから曲げやうかとも思つたが、道具類が奥の方にあつて引つ張り出すのが大変だ。このくらいならカッセット式のバーナーで炙つて曲げられるかなと思つてやつたら、それでなんとか折れずに曲げられた。結局半日仕事になつてしまつた。このクラスのバッテリーなんか安いものである、3~4千円で買へるのだ、もつとするのかと思つてゐた。

 午後一時ころだつたろうか、モニターに見慣れない黒い車が停まるのが見えたので、出てみると、従兄の哲兄と八重子さん夫妻だ。どうしたのですかと問うと、事前に連絡をすると迎える準備をするだろうから、抜き打ちで来たと云ふことで、単にちよつと遊びに来たといふ事だつた。この三月いつぱいで生活拠点を八重子さんの家がある埼玉県に移すと云ふ事で移住したはずだが、その点を訊くと、やはり哲兄としては熊本が良いから、可能な限りこちらに住むことにしたさうである。八重子さん、来るたびに元気になつて来てをり安心である。

 晩飯、豆ごはん、カレイ(あぶらかれい?)のムニエル、小松菜と油揚げの煮びたしなど


令和 3年 5月30日(日)

 6時ころ、阿蘇山上空に有明の月が浮かんでゐた。今日は夏日だつたのか、湿度が低かつたのだろう、全然暑くなかつた、今日も気持ちのいい天気だつた、沖縄付近で雨が降つてゐる、もしかしたら梅雨入りをしたのは沖縄だけで、九州地方などはまだだつたのかも知れない。
     最低気温 11.0℃ (05:30)、最高気温 27.0℃ (14:32)

 太郎たち久しぶりに熊本までテニスのレッスンにでかけた、決して武漢ウイルスが下火になつたと云ふわけではないが、感染が起きているところは特定の条件下のやうで、テニススクールのある付近では無ささうなので、と云ふことで、どこにも寄らず直行直帰で行つてきた。

 午前中、前の畑の草刈りの残りをした。大した面積ではないのに2タンク分の燃料を使つた。と云ふのは、とにかく刈払機の切れが悪くて一向に捗らなかつたからだ。終わつてチップソーを見たところ、周辺についてゐる刃が完全に全部無くなってゐた、数個くらい無くなつてゐるくらいかなと思つてゐたら完全に全部抜け落ちてゐた、これでは切れないわけだ、早速チップソーを交換した。切つてみたが、軽く羽で撫でるくらいの刈払機の運びでスパッスパッと気持ちよく切れる、数倍くらいの効率の差だ。

 草刈りをしてゐて気がついた、5/8に田植えがあつた我が家の入り口の田んぼにもうカブトエビが泳いでゐる

 5/19に初めて梅シロップなるものを漬けたが、数日前にはもう、梅から果汁が出て、氷砂糖と一体となつて浮かんでゐる。梅酒の場合は焼酎を入れるので梅が焼酎に浮かんで氷砂糖を溶かしながら漬かると云ふのは分かるが、梅シロップの場合は、梅の実と氷砂糖とを入れるだけで、それがどうして梅から液が出てくるのかがわからない。多分浸透圧のせいだとは思ふが、乾燥した梅の実と乾燥した氷砂糖とが接してゐるだけで浸透作用が起きるものなのだろうか。まだしばらくは漬けたままにしてをいて、梅のエキスが全部出て梅がシワシワになれば完成のやうだ。


令和 3年 5月29日(土)

 久しぶりに清々しい気持ちのいい一日だつた
    最低気温 14.5℃ (05:56)、最高気温 23.8℃ (15:21)

 朝一番で前の畑の草刈りを一タンク分だけやつた、もう少し残ってゐる。

 ピンホールができたガソリンの携行缶、昨日応急で穴を塞いで、今日、新しい携行缶に移し替えた。穴あき携行缶はドラム缶のやうな形状をしてゐて、このまま廃棄するのは惜しいので、穴を塞ぐことにした。一箇所だけならハンダでも盛ればいいが、多分あちらこちら薄くなつてゐると思ふので全体的にコーティングをしたい、底面全体的にロウ付けでもしやうかと思ったが、結構材料費がかかりさうだ。と云ふことでコーキングを塗ることにした。このコーキングが適してゐるかどうかわからないが、底全面に厚く塗つてみた。時間を置くとまたやる気がなくなりさうなので、今日一気にやつておいた。

 内牧の図書館に行つてきた。今読んでゐる時代小説のシリーズがこちらにあるので、取り寄せを待つより直接行つたほうが早いからである。ついでに、新刊本で並んでゐた二冊も面白いかどうかわからないが借りてきた。


令和 3年 5月28日(金)

 うすぐもり。 天気予報を見るとこの先暫くの間、本格的な雨は無さそうである、本来、今の時期が梅雨入り直前の天気であつて、その先に梅雨入りして雨が降り続くべきところ今年は少し早く梅雨に入つて、今までの雨は梅雨のハシリのやうなものだつたのだろう。
    最低気温 14.1℃ (04:52)、最高気温 21.9℃ (14:43)

 定点撮影 その他写真
 今日の黒川、いつものほぼ水無し川に戻つてゐた、あれだけの流れだつたのに、川底に生えてゐた草々、濁流に揉まれた形跡など全く無かつた。(写真1写真2

 ワクチンの低温保存で、プラグが抜けたのを気が付かずに廃棄といふニュースをここのところいくつか耳にする、斯う云ふケアレスミスには本当に腹が立つ、基本中の基本だろう、まるで真剣さが無い、普通の家庭でもさうさう簡単にはプラグは抜けんぞ、アホとしか云ひやうがない。

 ここに来て2号基やうやく、活動が活発になってきた、そもそもスタートが自然入居だかなんだかわからにままに徐々に増えてきて、1号基のような活発さが見られなかった。最近は1号基に負けず劣らず、まるで分蜂ではないかと思わせるやうな「とき騒ぎ」でハチウトの前を騒がしてゐる

 軽トラックのバッテリーを交換した、最近、すぐに上がるので、かなり前から新しいやつが買ってあつたが、交換が面倒なので、古いバッテリーを騙し騙し使ってゐたが、やうやく今日交換した。軽トラックの荷台の下の狭い隙間に工具を入れてターミナルを外すのが本当に面倒なのである。目の高さくらいまで持ち上がるジャッキでもあれば簡単なのだろうが。軽四輪のバッテリーがこれまた危ない、ホームセンターに欲しい型番が無かったのでネットで注文してをいた。

 今日、固定資産税と自動車税を納めてきた、図書館に行つたら今日は休みだつた、なんで金曜日に休むのだ。


令和 3年 5月27日(木)

 当地の大雨予報、幸いなことに杞憂に終わつたやうだ。浅い眠りのなかで、さうさう強い雨音を聞いた記憶がない、いつのまにか雨雲群は南下して行つたやうだ、今の予報技術では、まあこんなものなのだろう。午前中には雨雲群は南東に移動して行ったが、終日あまり天気は良くなかつた、少し寒かった。
   最低気温 12.9℃ (02:54)、最高気温 18.4℃ (13:47)

 定点撮影
 今朝は流石に歩いて行つたのはコイツだけだつた(中学生のKくんも「チャリ」で)。別にスパルタで歩かせてゐるわけでは決してない、いつも本人が歩くと云ふので歩かせてゐるだけだ、アイツは家を出るのが非常に遅いので、通過するまでの待ち時間が長くて、小生としては、途中まで送つて行つたはうが、早く撤収できるから助かるのだが。

 大したこと無かつた今日程度の雨量で川の流量はこの程度だ(写真1写真2)、もつと本格的に降った時は堤防ギリギリまで流量は増える、下手をすると、溢水するがそれは餘程のことだ。

 JH4DGN御入来。JARL主催の10000局アワードが届いたと云ふことで見せに来てくれた。10000局アワードについては昔から読売アワードと云ふのがあつたが、読売新聞社がその主催をやめて、JARLがそのアワードを引き継いだ形になつて、JARL10000局アワードになつた。DGNは過去に読売10000局アワードは達成してゐるから、JARLのアワードも実績から自動的に認定されさうなものだが、あくまで両者は別物なので、氏は最近改めて、JARLの10000局アワードの申請作業をした、その作業に小生も少し手伝つた形になるので、今日の来訪はその報告の意味もある。ついでに、マニピュレーターとエレキーを小生のコレクションに入れろと持つてきてくれた。
 
 一口に10000局との交信と云つても、ただ単に合計が10000局であれば良いと云ふものではなくて、いろいろ細かな条件があるので、アマチュア無線生活においてそれは長い年月と根気とが必要なことで、小生なんか絶対に達成できない、まさに「偉業」である。

 晩飯、カツオたたき、冷奴、シラスおろし和え、アサリの味噌汁


令和 3年 5月26日(水)

 予報より早く午後4時ころから雨になつた、明日の夜明けあたりから大雨になると云ふ予報が出てゐる、いつもであれば警報が出されてから開設される自主避難所が夕方には早々と開設された、加えて随分久しぶりにエリアメールが鳴つて、何事かと思つたら、高齢者等避難指示が出された(阿蘇郡市では阿蘇市だけだ、阿蘇市だけ集中的に雨が降るのだろうか)、結構、物々しい、空振りの終わるといいが、今年の梅雨は大変だ。雨が降り続くと云ふことは日照時間が少ないと云ふことだから、稻の生育が心配である。
 今晩はスーパームーンの皆既月食が見られると云ふことだつたがここでは当然無理だつた。
    最低気温 13.1℃ (05:57)、最高気温 21.1℃ (14:42)

 定点撮影  その他写真

 前の畑の草を1タンク分刈つた

 ガソリンのストックについて。我が家では、チェンソーや刈払機でガソリンを結構使う、それと、非常用に備蓄も兼ねて、20リットルの携行缶二個分を常備してゐる。今日そのうちの一つが空になつたので、スタンドで入れてきた。ところが、帰る途中、家に着くまで運転席にずつとガソリンの臭いが流れ来る。荷台に置いた携行缶のフタがしつかり閉まつてゐないのかと思つて、帰つてから調べると、缶の底からガソリンがジワジワと漏れてゐた。このまま長距離走つてゐたら危なかつたかも知れない。この携行缶は一般的な平たい携行缶と違つて、ドラム缶を小型にした形のもので、小生は気に入つてゐたのだが、ひつくり返してみたところ、ピンホールができてゐる。底板が錆びて薄くなつて穴が開いたやうだ、と云ふことは全体的に底板が薄くなつてをり、早晩、もつと穴が広がることになるのだろう、それからでは遅すぎるので、缶をひつくり返して底面を上にして、とりあえず穴を接着剤で塞いでをいて、ホームセンターから平型の20リットルの携行缶を買つてきた
 接着剤がどの程度効果があるかわからないが、乾いてから、上下を元に戻して、ガソリンを移し替えることにする。

 晩飯、OPWCである。(OPWC is parody of OPFC cf.2020.12.23 my diary)


令和 3年 5月25日(火)
 ホームページに「QRコード」を貼った。スマホで起動するのに便利ではあるが、これ意味あるか?

 薄曇り、それに加えて黄沙の影響で山が霞んでゐた
   最低気温 12.4℃ (05:35)、最高気温 21.3℃ (15:11)

 定点撮影  その他写真1写真

 2号基ハチウトの横の方になにか掘りくりかえした跡がある、もうイノシシは山に帰つたと思ふが、アナグマだろうか、どうしてこんな所を掘りくりかえしたのだろう、箱をひつくり返して中の蜜を狙われると困るが。

 山下OM御入来、本を沢山届けていただいた。歓談の中で、ワクチンの話になつて、OMはもうワクチンは打つたとのことであつた。市では10日に発送したと云ふことであつたが、市内各町内向けにはタイムラグがあつたやうで、小生の集落には届くのが遅かつた、OMのところには結構早く着いたやうで、その分、予約にタイムラグが生じたやうだ。予約は集中するので一日二日の違いで接種をする日がかなりずれることになり、小生はまだずつと先になる、ワクチンは保存が利かないので、もし、キャンセルがあつて廃棄するやうなことにでもなると勿体無いので、もしキャンセルがでたら、いついかなる時でも行くので連絡をしてくださいと改めて医院に電話をしておいた。

 軽四輪のワイパー(ブレードのみ)を交換した

 晩飯、青椒肉絲・・・


令和 3年 5月24日(月)

 今日は午後辺りから天気が回復すると思つてゐたが、大勢の雨雲群は東に移動したのに、熊本上空にだけいつまでも雨雲が停滞して、終日細かな雨が降つてゐた、気温も昨日に比べたらかなり低かつた。
      最低気温 13.5℃ (07:30)、最高気温 17.9℃ (12:12)

 武漢ウイルス、阿蘇市でも感染者が目立ち始めた、差別する気は全く毛頭無いが、もう少し細かな情報が無いと不必要に不安になる。

 定点撮影  その他写真1写真2

 太郎の小学校、非常災害(大雨台風など)を想定した、児童生徒の引き渡し訓練があった。我が家は小学生だけだが、中学生の兄弟がゐる家庭もあるので、合同で行われた。簡単に云ふと、地区ごとに色分けされたカードを車に表示して、校内に駐車してから、体育館に入り、子供を引き取つて決められたルードで退出すると云ふ訓練である。今日は小雨が降つてゐたが、訓練なので整然と行われてゐたが、入る車、出る車、その間を縫つて保護者と児童が歩く、事故があつてはいけないので結構神経を使つた。

 阿蘇医療センターで展示されてゐる横澤画伯の日本画を鑑賞してきた、力作揃いだつた。(写真1写真2

 晩飯 オムレツ・・・・


令和 3年 5月23日(日)

 夜日記を書く時に見て、今日の気温差に驚いた、朝霧が出た、日中は非常に気温が高かつた、湿度が低かつたので全く暑さは感じなかつた、実に爽やかな一日だつた
    最低気温 9.9℃ (05:56)、最高気温 28.1℃ (16:12)

 朝、朝食前に、前庭とハチウト周辺の草を刈つた、あつと云ふまに草が伸びる。(写真1写真2
 
 スズメバチトラップの中の液体の交換をした、今回液の交換にあたつて甁から取り出したオオスズメバチは体長が5センチもあつた、斯う云ふヤツに刺されたら痛いだろうな。(写真1写真2写真3

 太郎は先日買つてもらつた自転車で母親と近場をサイクリングした、姉が置いて行つた「チャリ」はサドルを一番下げても太郎にはまだ高すぎるやうで、それは母親用にして、新しく買つてもらつたのだ。太郎、自転車はそれほど好きと云ふほどでもないが、最近は結構遠くの友達の家に遊びにいくのであったほうが良いのだろう。

 夕方風呂に行つた時にアゼリアの駐車場で、ホトトギスの鳴き声が聞こえた、今年初めてだ。


令和 3年 5月22日(土)

 午前中はまだハッキリしない空模様だつたが、午後からは太陽もたつぷりと出て、久しぶりにハチウトの前に椅子を置いて、のんびりと過ごした、夕方には、日が長くなつて、夕景と云ふには少し明るすぎるが、昨日までと違つて穏やかな風景が広がつてゐた、明日もいい天気らしい。
     最低気温 13.2℃ (05:12)、最高気温 19.1℃ (15:39)

 今日は改めて日記の残すやうな出来事は無かつた。


令和 3年 5月21日(金)

 予報では昨夜はもう一荒れありさうだつたが、10ミリ程度の雨量で済んだやうだ、ただ、夜中も強い風が吹いてゐた。
 我が家は瓦屋根ではないので、強い雨の時に雨音が響いて必要以上に不安になるが、昨夜はそんなことも無かつた。
 夕方近くなつてやうやく雨雲群は離れていつたが今日は終日太陽の姿をみることは無かつた、それに、今日は今の時期の云い方としてはオカシイがちよつと寒かつた。
    最低気温 14.7℃ (18:56時点)、最高気温 21.8℃ (00:02)

 今回の大雨、当地ではやうやく峠を越したやうだが、まだ梅雨に入つたばかりだ、今年は大雨で始まつたのでまるで梅雨明け間近のやうな錯覚を覚える。

 定点撮影 その他写真1写真2

 本日で、小生、満 78歳になつた、日数に換算すると28,490日になる、意外と少ないものだ。年を經るにつれて一年過ぎるのが早く感じられるやうになり、77歳到達までは早かつたなあと思つたが、ここのところ時間の進みが急に遅く感じられるやうになつてこの一年は非常に長く感じた、漠然と80歳を大きな節目と考えてゐるのだが、その節目までまだ二年もあるのか、随分と遠くに感じられる、そろそろ燃料が盡き始めてゐるのかもしれない(車なら燃料の補給も出來るが・・・)。

 今晩は一応ハレ(霽れ<->褻)の食事になり、カミさんが作ると云つてゐたが、仕事から帰つてから作ると何時になるかわからないので、それは休日にしてもらうことしにして、ケーキだけ買つてきた(否応無し)。


令和 3年 5月20日(木)

  最低気温 18.5℃ (04:36)、最高気温 24.2℃ (16:09)
  本日の雨量 90.9 mm(00:00~18:50)
  最大瞬間風速 16.1 m/s (12:49)

 今日は熊本地方、線状降水帯もどきの雨雲がずつとかかりつぱなしで、それでゐて、ここは微妙にずれてをり、日が落ちるまでは大騒ぎするほどの雨は降つてゐない。それでも、午後に入つて3時ころだつたろうかJアラートで大雨警報が出され、4時半過ぎに洪水警報が出された。(写真1写真2
 今夜もう一荒れあるさうだ。

 定点撮影 その他写真1・写真2 朝のうちは風がなく雨だけだつたので傘を挿して歩ゐても体が濡れるほどでは無かつた。坂梨から一人だけ歩いてきた、その他に太郎と、中学生のK君

 今日は雨に加えて風が非常に強かつたので、一二年生が下校する時間に橋の袂に立つてみたが、徒歩下校の一二年生はゐなかつた。4時過ぎの中高学年の下校時間のころ、風雨が猛烈に強くなつたので、どうせ歩いて下校するのは太郎くらいなものだろう、拾つてやろうかと、軽トラで途中まで行つてみたところ、太郎の他に二名がずぶ濡れになりながら歩いてきた、軽トラだから三人は無理だなあと思つてゐたところ、うまい具合いそれぞれ二人のこどもたちの近所の車が次々に通りかかつたので、拾つてもらつて、太郎は小生の軽トラックで三人とも無事に下校できた。ただ、さうなるまでにとにかく雨風が強くて前も見えないくらい、息もできないくらい、進むのも難儀するほどで全身ずぶ濡れになつてゐた、小生もカッパを着てゐたがずぶ濡れになつた。

 阿蘇市もチラホラ武漢ウイルスの感染者が出始めた、今日の感染者に40歳代の女性団体職員がゐたが、条件は合つてゐるがカミさんでは無かつたやうだ、だんだんと安閑としてゐられなくなつてきた。

 晩飯 マーボー豆腐、エビチリ、中華スープ、杏仁豆腐


令和 3年 5月19日(水)

 午前中時々弱い雨が降つてゐた、午後から晴れて、暑いくらいに太陽が照つてゐた。しかし、明日は大雨の予報が出てゐる、それも300mmくらい降るそうだ。
    最低気温 16.3℃ (09:43)、最高気温 24.0℃ (15:54)

 定点観測 その他

 ハチウトの近くに見慣れない花が。小さなガクアジサイのやうな花で、人参のやうな葉をしてゐる。植えたわけではないので、自生、いわゆる雑草なのだろう、初めて見る花で名前がわからないのでネットで調べたところ、どうも「オルレア」と云ふ花のやうだ。これ園芸種なのか?野草なのか?どうしてここに咲いたのだろう。あるいはハナウドだろうか。

 母が存命の頃は梅酒を何升も漬けてゐた、母が亡くなつてからは飲む人間がいないので漬けるのをやめた、まだ床下に甁が残つてゐるかも知れない。また梅干しも毎年二三十キロくらい作つて親戚などに送つてゐた。梅干しもそうそう食べるものでもないので、これもいつの間にか漬けなくなつた。そしてその後、毎年、梅の実が生つても採ることもなく、そのうちに熟して地面に落ちてその繰り返しできた、野鳥も梅の実は食べない。
 
 今年、ふと、気が向いて梅酒は飲まないけど、梅シロップくらいならあつてもいいなと思つて、突然今日、実を摘んで漬け込んだ。2キロほどあつた、梅シロップとはどんなものだろう。

 浄化槽法による年一回の法定点検があり、検査員が浄化槽から水を汲み取つて持つて帰つた、この水を分析して後日検査結果を送つてくる。一月おきに地元の業者が浄化槽の点検をしてゐるので、これで引つかかることはまず無い、無駄だと思うふが法律だから仕方がない。

 晩飯 海自は金曜日がカレーの日、我が家は水曜日がカレーの日だ。以前は太郎の水泳教室の日で、支度の関係でさうしてゐたが、水泳教室が無くなつてからも、ずつとさうしてゐる。


令和 3年 5月18日(火)

 今日は基本的には降らなかったが、終日雲が垂れ込めて日が射すこともなかつた。
 久しぶりに山が見えた、急に緑が濃くなつた。(写真1写真2写真3
   最低気温 16.7℃ (但し18:30時点)、最高気温 19.4℃ (14:01)

 昨日大量に降つた雨で田植えが終わつたばかりの稻、まだ小さいのでかなり水に沈んでゐた。

 定点撮影 今日は朝のうち霧が出た

 本を読んで過ごす。
 
 晩飯


令和 3年 5月17日(月)

 雨。梅雨前線が南下す可く通過をする予報が、なかなか通過せず、ずつと熊本地方に8時から2時方向に雨の帯が続いて、ああ雨に関する警報が出され、当市でも避難所が開設された、昼を過ぎてからようやく雨雲から逃れることができた、レーダーを見ると、日本列島に沿つて広範囲に雨雲が続いてゐた
 今年は梅雨に入つたばかりなのに、まるで梅雨末期のやうな強い降り方をしてゐる。
   最低気温 18.3℃ (但し18:39時点)、最高気温 24.3℃ (00:00)
   本日雨量 106.9 mm(18:55時点)

 定点撮影  今日はさすがに歩いて登校する子供はゐなかつた、太郎も、雨風が強いから送つていこうかと云つたのに、「歩く」、と云ふので、小生だけで橋の袂に向かったが、あまりに雨風が強いので太郎を迎えに戻りかけたところ、母親の車でやつてきて登校して行つた。今日は完全武装でもずぶ濡れになつただろう。ただ、中学1年生のKくんが一人、強い風雨に顔を歪めながら自転車で登校して行つた。

晩飯 八宝菜


令和 3年 5月16日(日)

   最低気温 19.7℃ (00:34)、最高気温 25.8℃ (10:39)
   瞬間最大風速 12.5 m/s (17:52)

 明け方少し降つたやうだが、朝には雨もなく、静かな風景が広がつて、午前中は日がさす時間が多くて、時々小さな雲が通過する時に時雨れる程度だつた。朝のうち虹が出たと、横澤さんが写真を送つてくれた。

 ただ今日は風が非常に強かつた。午後からはあまり太陽は見えなくなつたが時々雨が降る程度で予報のやうな雨にはならなかつた、北にある梅雨前線が南に下がつてくるさうだから、今夜は雨になるかもしれない。

 今日、「近畿と東海」が梅雨入りした、今年は南から順々に梅雨入りしてゐる。去年なんか九州北部は飛ばして四国が先に梅雨入りしたり、関東地方がここより早く梅雨入りしたこともある。

 太郎のテニススクール、武漢ウイルスが蔓延してゐるので、先週に続いて今週も用心のために休んだ。

 朝の景色を撮ろうと思つて二階のベランダに出たところ、小さなヘビがゐた、多分ヤマカガシだろう。ヤマカガシは以前は毒がないと言われてゐたが、最近はマムシよりも強い毒があると云はれてゐる、ただマムシのやうに飛びかかつては來ず、人が近づくと逃げるが、無理に干渉すると大きな口を開けて威嚇する、少し噛まれたくらいでは毒は無いが、口の奥の方で噛まれると毒があるらしい。今日も捕まえようとして大きな口を開けて飛びかかつて来る素振りを見せてゐた。

 昔はヘビと云ふと理由もなく捕まえて殺してゐたが、考えてみたら何も殺す理由なんかないと云ふことに気がついて、最近では車なんかで走つてゐて、前をヘビが横切ることがあるが、止まつて、やり過ごすやうにしてゐる。今日も、できたら天井裏に放そうか、そうするとネズミなんかを捕らえてくれるからとも思つたが、また隙間から降りてくるやうなことでもあると家族が大騒ぎをするので、畑にリリースしてやつた。


令和 3年 5月15日(土)

 曇のち雨。午前中はなんとか天気が持つて、中学校から運動会の放送が流れてゐた、かなり危ない空模様だつたが、運動会を強行したのだろうか、ギリギリ実施できたやうだ。午後から雨になつて、夕方には少し強く降つてゐたがそれも上がり、今日はもう降らないだろう。
      最低気温 19.0℃ (05:09)、最高気温 21.5℃ (16:22)

 気象庁は15日午前「九州北部と四国、中国地方が梅雨入りしたとみられる」と発表した。いずれも平年より3週間程度早く、四国では統計がある1951年以降最も早い梅雨入りで、九州北部と中国地方では2番目に早いさうだ。

 今日は一足先に梅雨入りした鹿児島地方が大雨に関する警報が出されてゐる、そのつながりで熊本県南も強い雨が降り続いてゐるが、県北のここは比較的雨量は少なく夕方までの時点では大したことはない


令和 3年 5月14日(金)

 概ね晴れ。今日の晴れで暫く晴天とはお別れになりさうだ。
     最低気温 16.9℃ (03:33)、最高気温 26.2℃ (14:18)

 定点撮影  その他写真1写真2
 
朝、カミさんが、太郎が夜中に耳の下が痛いと云つて目を覚ました、「おたふく」ではと云つてきた。「おたふく」かあ、我が家では太郎以外は全員過去に罹つてゐる、残るは太郎だけだつたのでさうなんだろうと思つて、学校に休みの届けをして、朝一番で古閑医院で診てもらつた

 周囲に伝染すといけないので車の中に待機させて、受付をしたところ熱が無いならそのまま入つてくださいとすぐに診察室に通してくれた。診断の結果、耳下腺炎には違いないだろうけど、流行性耳下腺炎、いわゆるオタフク風邪では無いと思ひます。とのことで用心のために、抗生剤をもらつて帰ってきた。

 オタフクの場合、食べ物を食べる時に唾液が出て、その時に痛いが太郎は痛くないと云ふ、熱も6℃台でワクチンも打つてゐるので、おたふく風邪では無いのだろう、とりあえず、今日は学校に連絡して、そのまま休ませることにした。夕方には痛みも大分引いたやうで、夕食をパクパク食べてゐた、なんだつたのだろう。

 小生は学生時代に罹つた、大きくなつてからのオタフクは症状が重いと云ふが確かに苦しかつた思ひ出がある。夏子は保育園の頃罹つてカミさんもその時に同時に罹つて、彼女も成人どころかはるかに過ぎてからだつたので症状が重かつたことを覚えてゐる。

 いよいよ熊本県にも武漢ウイルスの緊急事態宣言に準じた「まん延防止等重点措置」が適用されることになつたさうだ、小生、全く関係がないと思つてゐるので緊急事態宣言の中身も知らないが、今度のまん延防止・・・もそれ以上に知らない、いろいろな行動制限があるのだろうが、小生の日常の田舎暮らしに影響があるのだろうか。

「なぜ五輪はできて…」運動会中止・延期相次ぐ 緊急事態の福岡・・・・・・ある新聞の見出しにあつた。言われてみれば確かにさうだなあ。中止まですることは無いだろう、普段でも授業はやつてゐるのだから、それを屋外でやるだけだろう、家に帰れば家族と一緒なのだから、その家族が応援に来ても問題ないだろうに、最悪無観客でやればいいだろうに。教育委員会の事勿主義だと小生なんか思つてゐる。

 エゴノキの花がどんどん散つてゐる、「落花の雪に踏み迷う」と云ふやつだな。
 
 和尚が自ら育てたキンリョウヘンを切り花にして持つて来てくれた。切り花にしたほうが花の持ちが良いうえに、来期の株のためにはそのはうが良いさうである。ここのところ二件続けて和尚のキンリョウヘンで自然入居してゐる。さつそく、空き家のウトの側に置いておいた、果たして霊験があるかどうか。


 晩飯 唐揚げ。長い間小生は唐揚げは揚げたことがなかつたが、最近たまたま揚げてみて、簡単で美味しいのでこれは定番メニューに入りさうだ。


令和 3年 5月13日(木)

 概ね晴れた。九州南部が梅雨に入り、当地方はまだではあるが、実質的にはもうここも梅雨に入つてゐると思つてゐたが、雲はあつたものの今日一日雨が降ることもなくずっと日が照つてゐた。なんとなく儲けたやうに気持ちになった。
    最低気温 15.2℃ (00:00)、最高気温 23.2℃ (13:44)

 定点撮影 その他

 エゴノキの花がほぼ満開である、ハチが沢山飛んで来てゐる。その中の一匹、これはマルハナバチの一種だと思ふが、ハチウトの巣門のところに降り立つて、ミツバチを捕らえやうとしてゐたので捕獲したが、スズメバチ以外にミツバチを食べるハチがゐるのだろうか、噛み付く前に捕まえたので実際にはわからない、もしかしたらたまたま寄つただけだつたのかも知れない。

 早くしないと本格的な梅雨に入つて飛べなくなるぞ、いつまで引つ張るつもりなのだ

 晩飯 炊き込みご飯


令和 3年 5月12日(水)

 雨。夕方近くなつて雨がやみ、小康気味
     最低気温 15.6℃ (07:43)、最高気温 17.4℃ (15:39)

 定点撮影 その他 雨の中、徒歩通学は少なかつたが、一年生が一生懸命雨の中を上級生に守られて歩いて行つた。(写真1写真2
 そして今日は一二年生だけの下校だつたやうで、買い出しの帰り道、ちやうど坂梨組が数名歩いてゐたので、しばらく止まつて見守つた。

 日記を書いてゐる時にラジオのニュースが伝えてゐた、今日、両陛下が高森町の小学校とオンラインで話をされたさうだ、高森町はだいぶん前からICTに力を入れておりオンライン授業なんか当市よりはるかに先行してゐる、ここの町長は若いが非常に意欲的である、確か同じやうに南小国や産山村なんかも極めて活発である、同じ阿蘇地域にあつて、この違いなんだろう。

 手紙が二通届いた。There's good news and bad news.Which one do you want to hear first?
 「いい話」と云ふわけでも無いが、一通目は武漢ウイルスワクチンの接種券。(写真1写真2
 もう一通は厚生年金の減額通知である。娘が18歳になつたので、加給年金(家族手当)が打ち切られた、年金生活者としては痛い、でも仕方ない、出ルヲ制スルのみ。

 ワクチン接種の方、すぐにかかりつけの古閑医院に電話で予約を入れた、電話が繋がりにくいなどと云ふニュースを聞くがここ田舎では全くそのやうなことは無く、一発でつながつて予約をした。6月9日の9時の接種である。インターネットの申込などと云ふ方法はここ田舎には無い、今日も都市圏ではネット申し込みでシステム障害があつたやうだがそんなもの田舎では関係がない。
 
 でも、最近思ふのだがどうして高齢者優先なんだろう、まあ、体力的な問題は分かるが、若い人にだつて基礎疾患のある人もいる。率先して申し込んでおきながらこんなことを云ふのもなんだが、本当に効果的にワクチンを使うのであれば、我々のようなあまり動かない高齢者に接種するよりも社会で活動する世代に優先的に打つたほうが、家庭に持ち込むのを含めて感染の拡大を防ぐ効果が大きいと思うふが、(特に、酒を飲んで騒ぐ奴ら、モトイ、騒ぐ方々に優先的に打つたほうが良いと思ふが)どうなんだろう。そのほうが経済に与える影響も少なくて済むと思ふがそんな意見は出ないのだろうか。

 近年はなんでもかんでも若い世代の負担が増えてゐる。いろいろなところでシニア割りなんて云ふのもあるがこれなんかも有り難いとは思ふが必要無いと小生なんか思つてゐる。

 晩飯 カレー


令和 3年 5月11日 (火)

 概ね晴れ。
    最低気温 13.2℃ (01:46)、最高気温 22.9℃ (10:11)

 今日九州南部が梅雨入りしたさうである、熊本は北部になるが、この先、一週間天気が惡さうなので、九州北部も今年は間もなく梅雨入りだろう。

 今朝は夜中に一度も目が覚めることもなく5時過ぎまで寢た、こんなことは珍しい。

 定点撮影 その他風景(写真1写真2写真3

 阿蘇中岳が先日噴火警戒レベルが2に上がつたが、地下で活動が活発化してゐるのだろう、今日は噴煙がいつもより多く上がってゐた。(写真1写真2

 子どもたちを見送つて帰つて、我が家前の公道の我が家側の草を刈つた。一息入れてからと思つてゐると、面倒になるので、そのまま安全ベストをつけたまま刈つた、公道で自動車が通るので安全ベスト、かえつて良かつたかも。before  after

 毎年、今の時期、時々煙突からストーブのなかにスヾメが落ちてくる、丁度営巣の時期で卵を産むために巣を作るのに適当な場所を探してゐて、うまい具合に穴が開いてゐるなあと奈落の底だと気が付かずに入つて落ちてくるのだ。ここのところ屋根の上で絶えずスヾメの鳴き声が聞こえるから懲りないでまた落ちてくるぞと思つて見上げると、いつもパイプ足場の同じやうな場所で鳴いてゐる。我が家はスヾメが巣をかけるやうな「穴」は無い、まさか単管パイプの穴には狭すぎて巣を作らないだろうと思いつつ、気になつたので、二階のベランダに出て、軒先を見上げてみたところ、軒の裏の板のところに隙間ができてゐてそこに巣を作つてをり多分もう卵を生んで、あるいはもう孵つてゐるかも知れない、だから、親鳥は同じ場所を動かないでゐるのだと云ふことが分かつた。(写真1写真2写真3写真4
 
 この軒の板は、板の両側に凹凸の溝を切つて、凹凸を突き合わせて隙間のないやうにして張つてあるのだが、経年で、合わせ目が緩んで、板が横方向にスライドして隙間ができたのだろう、スヾメが教えくれなければ気が付かず、ネズミや蛇やその他いろいろな生き物が屋根裏に侵入してくるかもしれない。スヾメの子が巣立つたら穴を元に戻すことにして今のところはスヾメに使わせてやろう。

 今日、スズメバチトラップに超弩級のスズメバチが入つてゐた、2リットルのペットボトルが狭く感じるほどの久々に大きなスズメバチだつた。スズメバチの出現の時期は種類によつて少し違いがあるやうで、オオスズメバチの出現の時期になつたのかもしれない。
 
 今日あたり、風もなく薄曇りで絶好の分蜂日和だと思つたが何事も無かった、早く飛ばないとこれから先雨が続くぞ。

 晩飯 麻婆豆腐


令和 3年 5月10日 (月)

 晴れ。暑いと云ふ程ではないが、今日は部屋の窓を開けつ放しにした。
     最低気温 10.8℃ (05:42)、最高気温 24.6℃ (15:04)

 定点撮影  その他景色

 子どもたちを見送って、我が家の前のしかも我が家とは反対側の公道の草刈りをした。我が家側は差し置いて、反対側をまず刈つた、そのあと、明日にでもこちら側を刈ろう。公道だからボランディアである。
写真1写真2

 トラップの液体の気が抜けてしまつたやうでスズメバチが素通りするやうになつたので、液体の交換をした、アルコール類は我が家は飲まないので料理用である。
 
 トラップに入つてゐたスズメバチの数は15匹だつた、今の時期、活動してゐるスズメバチは越冬した女王蜂で(女王蜂だけが生き残る)これから巣を作り夏から秋に向けて沢山の働きバチを産むことになる、仮に一匹の女王蜂から1,000匹の働き蜂が生まれるとすると(実際はもつと多いだろう)、15匹の女王蜂から15,000匹のスズメバチが生まれる計算になる、そしてそれらは野原を飛び回つて、エサ求める、そのエサは我々人間から見ると害虫と呼ばれてゐる虫かもしれない。もし15,000匹が生まれていなければ15,000匹のスズメバチが食べたかもしれない害虫を生き延びさせることになる。
 
 人が秋口にスズメバチの巣の近くに行くと総攻撃を受けて、獰猛な印象があるが、それは巣を守るためで、巣から離れたスズメバチは人間に対して決して攻撃的ではない、だから、スズメバチは益虫なんだろうと思ふ。

 その益虫を、と思ふが、自然界には小生が捕まえた数より圧倒的多くのスズメバチがゐて、自然のバランスを壊さないやうになつてゐると思ひたい。

 エゴノキ(のキはなんだろう、木だろうか)の花がかなり咲いてゐる、この花が咲きだすと沢山のハチがほうぼうから蜜を吸いにやってくるが、今日は不思議と蜂の姿が全く無かつた、畑にも蜂の姿がなかつた、スズメバチもクマンバチもアシナガバチもミツバチもだ、さう云へば他の虫の姿もあまり無かつた、なにか特異日なのだろうか。

 それでも我が家のハチ、特に1号基のハチは元気で相変わらず溢れんばかりである、オスバチもいる、間違いなく近々また分蜂があるだろう。今の時期、夕方になつてもなかなか日が落ちないので、働きに出たハチが戻つて中に入つたあとも、じつと、外に向かつて隊形を組んで発進する準備をしてゐるのではと思われる一隊がゐる、今日一日の監視が終わつた後も気が気ではない。

 午後三時ころだつたか、和尚から、巣箱を作つてゐたらハチが結構飛んできて巣箱の周りを飛び回つたり、箱の中に入つたりしてゐると連絡があつたので行つてみるとたしかに作業場の中に開けた窓から結構の数のハチが飛んできてゐる、ただよく見るとどうもセイヨウミツバチのやうである、どうした風の吹き回しで窓から入つてきて製作中の巣箱の周囲を飛び回つたのだろうか、そのハチたちも夕方には撤収したとのことである、それに、キンリョウヘンを巣箱のそばに置いたが、ほとんど見向きもしなかったさうである、キンリョウヘンに引き寄せられるのはニホンミツバチだけなのだろうか、いろいろ不思議でわからないことだらけである。一旦撤収したセイヨウミツバチ、明日はまた来るのだろうか。

 福岡県で緊急事態宣言が発令されたので、夏子の大学もオンライン授業になるやうである、帰省中だつたら自宅にゐてオンラインで講義を受けられるが、しばらくは、外出もままならず、寮に缶詰になるのだろうか。

 晩飯 餃子


令和 3年 5月 9日 (日)

 晴れてゐるのに山が霞んでゐた、黄砂のせいだ。風もあり体感的には数字より低い感じがした。
    最低気温 16.5℃ (05:17)、最高気温 22.1℃ (14:43)

 太郎は毎週日曜日は熊本までテニスのレッスンに行つてゐるが、武漢ウイルスが熊本でもかなり広まつてきてゐるので用心のために休んだ。

 昨日梅の木の根本に置いた無住の三号基、今日もう少し奥のコブシの木の根元に動かした、自分がハチだつたらこちらがのほうが良いなと思つたからで、ただそれだけの理由である。

 今年は草刈りをするヒマも無く草茫々の竹林の向こうの休耕田になつた耕作放棄地に行つてみたところ、去年、その花の名前を知つたのだが、ニシキウツギが盛りを過ぎて咲いてゐた。

 「ニシキ」と云ふ言葉から漢字で書くと「錦」と書くとばかり思つてゐたが、「二色」だつた、紅白の花が咲くので、ちょつと考えれば分かりさうなものだが、今年見て、ああさうなんだと初めて気がついた。
 
 ウツギは卯の花とも云い、「夏は来ぬ」と云ふ小学唱歌があるが、佐佐木信綱の作詞である。などと去年の5月13日の日記に細々書いてゐるが、去年はまだ盛りで今日のやうには枯れかけてはゐなかつた、去年より数日早いのにはやり今年は暖かくなるのが早かたからだろう。


令和 3年 5月 8日(土)

 晴れ。
    最低気温 15.3℃ (00:00)、最高気温 19.4℃ (13:57)

 定点撮影  今日は土曜授業があった

 玄関先のさくらんぼ、全く手をかけてゐないのに今年は大豊作である、野鳥もほとんど食べに来ない、熟れて次々に地面に落ちてゐるので、勿体無から少し摘んだ、粒は小さいがこれだけ熟れると甘い、しかしとても採りきれるものではない、結局は地面に落ちて仕舞ふのだろう。

 朝のうちに、裏の畑、1タンク分の草刈りをした

 梅の木の根本に第一分蜂で捕獲して二三日後に逃げられて今は空の三号基を移設した、直射日光があたる場所よりもどうもこんもりと木に覆われたところのほうがハチは好むやうな氣がする。

 天然自然流の渡辺名人の山に置いてあるハチウトにハチが自然入居したと和尚が知らせてくれた、今年はキンリョウヘンを置いておいたさうだが、 キンリョウヘンの威力、大したものだなあ、小生はキンリョウヘンは使つたことが無いのだが、そもそも、キンリョウヘンに集まるハチの群れは分蜂をした一群なのだろうか、あるいは匂いで寄せ付けられた周辺のいろいろな群れのハチがいわば烏合の衆のやうに集まったものなのか、そのへんがそうもよくわからない、烏合の衆が巣箱に入るわけないのだから、やはるり王がいる単一の群れなんだろうなあ。

 我が家に隣接する田んぼの田植えが始まつて、あつと云ふ間に終わつた、朝から始まつて夕方には裏の方も含めて全部終わつた。昔は人力で家族親戚総出で田植えをしたものだが、今は機械であつと云ふ間だ。それでも、やはり田植えは農家にとつて一番のイベントなんだろう、家族総出、みなさんが見守るなか田植えが行われてゐた、あとは今年の天候次第だ、大きな台風がこなければいいが。(写真1写真2写真3


令和 3年 5月 7日(金)

 午前中、弱い雨が降ったりやんだり、午後になつて上がって日がさした。
     最低気温 13.9℃ (01:38)、最高気温 18.6℃ (16:01)

 定点撮影

 阿蘇市でも昨日聖火リレーがあつた、小生がいつも買い出しに行く時間帯で、ミヤハラの前を通る(と思つた)ので、交通止めにかからないやうに少し遅く買い物に行つた、小生にとつてはその程度の関心事である。

 熊本県では今日100人の感染者が出たさうである、隣の福岡県は遥かに多くに感染者が出てゐる、ヒタヒタと感染が広がつてゐる、阿蘇も郡部では出てゐるが阿蘇市はそんななかで大健闘(先日一名だつたか出たが)、ずつと出てゐない。まあ、これも今の所だろうが。

 今日は何もなかった何もしなかった、ずっと本を読んでゐた。今まではかう云ふことは無かつたのだが二冊の本を並行して読んでゐる、両方読みたくて、一冊が済んでから次の本へと移るのが待ちきれないからである、別に大した本では無いのだが。

 晩飯 キジ焼き丼


令和 3年 5月 6日(木)

 快晴、気温が非常に高かったやうだ、しかし、湿度が低かったせいか実感として暑いとは感じなかつた。
   最低気温 4.4℃ (05:38)、最高気温 26.5℃ (14:33)

 定点撮影(撮ったつもりだったが、残ってゐない) その他写真

 我が家が今年も豆札村のモンサンミシェルになった

 蕎麦屋のオヤジの紹介で、お客さんでありお知り合いの西町の家入さんとおつしやるご夫妻が訪ねてこられた、阿蘇、特に西町には家入さんというお宅が沢山あるさうだが、その家入さんは最近ニホンミツバチの飼育を始めたくて巣箱を沢山置いてゐるのだが、全然ハチが来ない、と云ふことで情報交換と小生の飼育の様子の見学に見えたのである。そこへ、偶然、おなじニホンミツバチ愛好家の桜町の渡辺名人が立ち寄つた。この渡辺名人は我々のやうな巣箱にハチの群れを取り込む方法とは違つて、山に沢山の巣箱を置いておいて、入つても一切手をかけずに放つておいて、秋になつてハチミツだけを採つてハチ群の取り込みは一切しない、云はば天然自然流の名人なのである。
 
 二号基、群れが消滅して、その後、なし崩し的?にハチが増えてきてをり、今日また覗いてみたら、間違いなく数が増えてゐる、花粉も盛んに運んでゐるので、これは自然入居したと決定していいだろう、でも、さみだれで自然入居なんてあるのだろうか、いまだに半信半疑でゐる。

 今日も一号基の第四分蜂は無かつた、もう、無いのかも知れない。

 晩飯 カレー


令和 3年 5月 5日(水) こどもの日(端午)
 今朝は(多分、昨夜からだろう)、雨で、ハチの動きも無いので、久しぶりに外を気にせずにゆっくりできた。昼頃か天気が回復してきて青空が広がつた、さう云へば、今年は坂梨近辺で鯉のぼりを一本も見ない、今年誕生した子供がゐないのだろう。
    最低気温 14.4℃ (00:47)、最高気温 20.6℃ (16:05)

 サクランボがみんな真っ赤に熟してゐる、あまり鳥もやってこない。時々外に出た時に摘まんで口に入れてゐる。
 
 エゴノキにやうやく花が付き始めた
 
 昼過ぎてから天気も上がりハチの活動も活発になってきたが、今日も、ハチの動きは無かつた、溢れんばかりに出入りしてゐるのに。

 菖蒲湯を立てた。


令和 3年 5月 4日(火) みどりの日

 朝は晴れてゐた、その後、高曇りの一日。今夜は天気が崩れるやうで、日が落ちてから風が強くなつてきてゐる。
    最低気温 5.7℃ (05:17)、最高気温 20.4℃ (11:58)

 夏子が帰つて行つた、母親が送つて行つた。最初の予定では朝9時ころ出ると云つてゐたが、あの二人のこと、結局昼過ぎてから出発した。

 朝、寮に持つていく米を欲しいと云ふので、米びつの在庫を見たところ、ちゃうど持つて帰る分くらいしか無かつたので、我が家分の明日からの米として玄米をご近所で分けてもらつてコイン精米所で精米してきた。どうせなら新しい米の方が良いだろうと精米したての米を持たせた。我が家全員の消費量は住む場所が違つても変わらないのだが、今回のやうに一度に持つていくやうなことがあると、一定周期の精米時期が少し狂つてくる。(5/9袋 前回3/22)

 朝からヒヨドリが来てゐたので、ピストルで脅しながら、サクランボを収穫して、少し持って行った。あとは鳥の食べ放題にした。摘果して整枝してちゃんと肥料をやれば立派なサクランボになる木である、確か佐藤錦だつたと思ふ。(写真1写真2
 
 今日も結局、ハチは動かず、だつた。もう四回目は無いのだろうか。スズメバチトラップの中の液体を取り替えたところ、30分もしないうちに4匹入つた、大きなペットボトルが無かつたので今まで2本でやっていたが、今日もう1本追加して3本態勢にした

 晩飯 太郎と二人なのでトロロ飯を作つてやつた

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令和 3年 5月 3日(月) 憲法記念日 
 通りがかりに宿場通りに二軒、日章旗が目についた(写真1写真2)、我が家は当然である。

 今朝は寒かつた、しかし、放射冷却だつたのでキリッとして気持の良い寒さだつた。車のフロントガラスが凍つてゐた。5月に入つて初めての五月晴れ、気持ちのいい一日だつた。
    最低気温 0.9℃ (05:45)、最高気温 19.0℃ (16:02)

 阿蘇中岳の噴火警戒レベルが2に上がつた、火口から1キロ内立入禁止ださうだ、火口見物ができなくなつた、自然は人間の都合などお構いなしだ、大型連休中の稼ぎ時に観光業者は痛手だろう。

 今日は絶好の分蜂日和だと思つて、終日、ハチウトのそばに張り付いてゐたが、結局空振りに終わつた。一号基、もう入りきれないほどのハチで溢れてゐる、分蜂にはなにかの引き金のやうなものがあるのだろうか、さあ出発!と誰が号令を発するのだろう、残留組と分蜂組はどうやつて決めるのだろう、それを巣の全員にどうやつて伝達するのだろう、わからないことだらけである。
 
 食事中になにかあるといけないので、昼は外で食べると云つたら、お好み焼きを焼いて持つてきてくれた、太郎まで、ボクも外で食べると云つて出てきた。オマケにカミさんたちも玄関先に出て食べてゐた、ちょつとしたピクニック気分だ。そうだ、阿蘇は都会からカネと時間を使つてピクニックに来るのに我が家はそれが庭で出來るのだぞ。
 
 今年は珍しく野鳥に食べられることなく玄関先のサクランボがほぼ熟してゐる、夏子が脚立に昇つ採つてゐたが、あと一日待つたほうが良さそうだ、こんな時にヒヨドリが来て食べるので、拳銃を用意してやつてきたら発砲して脅かした。でも今日のヒヨドリの襲来は朝の一回と夕方の一回だけだつた。
 
 5/1に強風で転倒して巣が落下した五号基、落ちたときは蜜でベトベトだつたが、そのまま底板に置いてをいたところ、蜜を全部片付けたやうで、今朝見たら空つぽになつてゐた

 これも Phishing詐欺メールなんだろうな、最近は巧妙すぎてわからん。

令和 3年 5月 2日(日)

 曇り、今日も一日、ほとんど日も照らず、風もあり、オマケに一時細かな雨なで降つて寒々とした一日だつた、夕方になつて漸く穩やかな空が戻つてきた。明日のいい天気を保証するやうな夕暮れだつた。
    最低気温 7.2℃ (但し20:07時点)、最高気温 13.7℃ (12:30)

 太郎、週例のテニススクールに出かけた。

  今日のやうな日はハチはほとんど活動しない。竹林に置いてある五号基にステーを張つた。材料(打ち込み丸かん、ターンバックル、ヒートン)を買つてきて、さあ、やろうかと云ふ段になつて、少し雨が降り始めたので、明日にしやうかと思つたが、それが間違いの元になるので、今日のうちにやつてしまつた、これで一安心である。

 内牧にある図書館に本を借りに行つてきた、ネット申込みでこちらの図書館受け取りができるのだが、なんせ明日から図書館連休になるので、直接行つてきたのだ。

 夏子がタケノコごはんが食べたいと云ふ、学食では結構肉類が多くてそれもバラエティに飛んでゐるらしい、だから家に帰つて来て肉よりもさう云つたものがいいらしい。もうタケノコも終わりかけで、そのうえに先日来、成長して竹になると後々困るので、見つけ次第蹴り倒してをり、あるかなと思つて探したところまだあつたので掘つてタケノコご飯を炊いてやつた、おかずはカミさんだ。

 タケノコと云ふと今まであまり気にしたことが無かつたが、タケノコのシーズンが始まるころと、シーズンが終わる頃とでは成長の度合いが全く違ふ。始めの頃は一晩で10センチも20センチも伸びたものだが、今は、地面から顔をだしても何日も伸びないでゐる。それに、味も初期の頃の方がいいやうな氣がする、そのことを今回初めて学んだ。

 スマホのGmailをオフにしておいたところ、夕方になつてもまだ80%以上残つてゐた、Gmailは何分かおきにメールのチェックをしに行くのだろう、そのチェク間隔は設定できないのだろうか、世の中、Gmailのユーザーが圧倒的に多いやうだが、そんなにいいアプリか?小生は全然さうは思わないのだが。

令和 3年 5月 1日(土)

 明け方、急に雨と台風並みの風が吹いた、その後もずつと吹き続けたが、雨を降らせた雲は30分ほどで東に移動して行つた。しかしその後も、晴れたと思つたら急に雨になり、雷が鳴つたりと一日中不安定な天気が続ゐた。
      最低気温 8.7℃ (02:08)、最高気温 18.7℃ (09:47)
      最大瞬間風速 17.9 m/s (04:59)

 太郎のテニスの壁打ち用に立ててあつたコンパネが強風で倒れて、危うくカミさんの車を直撃するところだつた。
 落花狼藉、玄関先のサクランボが強風でかなり落ちてゐた、それでも、今年はまだ沢山実がついて赤くなっており、摘んで食べてみると甘い、多分まもなくあつといふ間に鳥が食べてしまふだろう。
 
 いよいよ田に水が入り始めた、田植えももう間もなくだ。

 うーん、千慮一失・・・・・
 早朝の強風でハチウト一基、転倒、巣が天井から落ちた、五号基、竹林設置の第三分蜂群である。
 昨日の強風で二号基には必要は無いとは思つたが用心のためにと転倒防止ステーを張つた、一号基には元々付けてあつた。

 ところが、五号基、一番重たいやつだつたので、昨日程度の強風では倒れないだろうと、何もしなかつたところに早朝の強風、昨日以上に強い風が吹いて、それでも大丈夫だろうと朝起きて警戒レベル1のつもりでハチウトのところへ行つてみたところ、完全に転倒してをり、中を覗くと、できかけの巣が落ちたゐた。

 落ちた巣をそつと持ち上げて横壁に立て掛けたが、落ちた巣の下敷きになつて数匹のハチが犠牲に・・・よくはわからないが、なんとなくその中に女王蜂がゐたやうな気がする。風が強くてはつきり確認できなかつた。  ハチの群れは、働きバチが例えば数百匹死んだとしても、女王蜂が健在ならその群れは存続する、しかし、数千匹の群れでも女王蜂が死ぬとその群は消滅する、女王蜂は絶対不可欠な存在なのである。後悔先に立たず、実に悔まれる。

 風がやんでも、中を開けて確認する勇気が湧かない。このままハチたちの行動を観察して様子をみることにする。女王が無事なら、ハチたちはまたそれなりの活動を再開するだろう、しかし無事でも、また逃亡するかも知れない、警戒レベルを5に上げやう。別のところに置いた丸胴のウトも転倒してゐた、こちらはカラだ。
 と、以上が、朝のうちに書いてをいた日記である。

 そして夜これを書いてゐる。
 いまさら遅いが、起こしたハチウトの上に、重しとしてブロック二個を置いてをいた。天気が不安定な中、そして少し寒い中、今日一日ずつとハチウトを観察してゐた。

 転倒直後はかなり混乱をしてゐたやうだが、その後、だんだんと落ち着きを取り戻してきて、午後には普段の動き方に戻つてきてゐるやうである、女王バチはどうやら無事だつたやうな氣がする、野生は強し。



 何人か集まればそこに自然発生的にウイルスが発生するわけではない、酒を飲めば酒からウイルスが生まれるわけでもない、その集まりの中に感染者、陽性者が居るからである。だから例えば一万人集まつてもそのなかに感染者がいなければ感染はしないのだ。

 人が多く集まれば、そのなかに感染者が居る確率が高くなるから、集まるなと云つてゐるのだ。だから感染者が多い都市からやつてきても、感染してゐなければ何も問題が無いのだ。県境を跨いで移動するなと盛んに云つてゐるのは、さういふことが前提になつての話なのである。

 かう云ふ書き出しから始めたのは、夏子が県境を跨いで帰つてきたからである。夏子が今、暮らしてゐる福岡県は多くの感染者が出てゐる、しかし、実際に夏子が生活をしてゐるT市は福岡でも中心市街地からはかなり離れた内陸部で、ほとんど感染者はでてをらず、しかも普段は大学構内の寮生活なので基本的には学外に出ることは殆どない、そのうえ大学内で感染者は出て居ない、一方、ここ阿蘇市ももう数ヶ月、一人も感染者が出て居ない。つまり、安全なところから安全なところに移動してもなんら問題はないわけで、堂々と帰つて来いと云ふのに、母親なんか、なるべく外部に知られないほうがいい、日記に書くなと云ふ、「--・-- -・・」である。--・-・ ・・ -- --・-・ ・・-・・ --・-・ -- ・・- -・-・ ・-・-・ -・・・  ・-- --・-・ ・-・ ・- ・-・・ ・・ -・ --・-・ そんなコソコソ帰つてくるのなら帰つて来ないほうがマシだろう。ここからT市まで車で三時間弱、仕事で日常的に往復する人が居れば、その人たちに移動するなと云ふか、それと同じだ。夏子は昨夜、連休を自宅で過ごすために母親が車で迎えに行つて帰ってきた。